このブログを通して、養生(ようじょう)について、お話ししていこうと思います。
さて、第1回は、知っているようで知らない「からだ」についてお話しします。
自分自身で気がついているかは別として、からだには様々な反応が表れています。その1つに「からだのバランス」があります。からだのバランスは、目からの視覚情報だけでなく、耳の中にある平衡感覚を保つ三半規管、全身の筋肉や皮ふからの情報である身体感覚など、様々な情報により保たれています。
特にからだが硬いとバランスに関わる情報がキャッチできなくなり、そのことが原因で、バランス感覚が悪くなり、転んだり、ケガをしたりと様々な問題が起こります。そこで日頃から自分の身体感覚を知っておきましょう。
それを簡単に知る方法として、「閉眼つぎ足立ち」があります。方法は次の通りです。
① 一本線の上に右足を前、左足を後ろにまっすぐ縦に並べ、目をつぶり何秒立てるのか、秒数を数えます。(下の図をご覧ください)
② 今度は、左足を前にして、同じように秒数を数えます。
③ 最後に、①と②の数字を足し、2で割り、あなたの平均秒数を計算します。
( ① + ② )÷ 2 = あなたの平均秒数 |
あなたの平均秒数が15秒以下の場合、筋肉の身体感覚がかなり鈍くなっていますので、定期的にストレッチを行い、身体をやわらかくすることが大切です。
なお、70代は15秒、60代は20秒、50代は30秒、40代は40秒、30代は50秒、20代以下は60秒が目標となります。
年齢もそうですが、その時のあなたの身体の調子によっても、変化します。
どうか無理をせず、ケガをしないように十分気をつけておこなってください。
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